作品紹介
あらすじ
黒犬は肩を斬られたまま、丘の向こうへ消えた。船長は看板を見上げたまま突っ立っていたが、宿へ戻るなり「ラムだ」とだけ言って壁にすがった。おれが酒を取りに走っているあいだに、居間で重いものが倒れる音。駆け込むと、船長が床に長々と伸びていた。