作品紹介
あらすじ
男は言った。「おれの相棒のビルなら、船長と呼ばれていてもおかしくない。頬に切り傷がある。そう、右の頬だ」。おれが、船長は散歩に出ていると言うと、どっちへ行った、いつ戻ると聞き出した。「ビルにはいい土産だ」。そう言って戸口の内側から、猫みたいに角をうかがっていた。