作品紹介
あらすじ
開いた扉の陰に、二人で隠れた。男もこわがっていて、剣の柄をゆるめては、しきりに唾を飲んでいた。船長は扉を蹴るように閉め、まっすぐ朝飯へ向かう。「ビル」と男が呼んだ。振り返った船長の顔から日焼けが消え、鼻まで青くなった。幽霊を見た男の顔だった。